ブロックチェーンは、何を記録しているのか。

データをまとめ、つながりを検証する。仕組みの輪郭を、ビットコインを例にたどります。

ブロックチェーンは、取引などの記録をブロックというまとまりに整理し、前の記録とのつながりを検証できる形で保持する仕組みです。ただし、ブロックチェーンを使っているという説明だけで、サービス全体の安全性までわかるわけではありません。

前のブロック取引の記録
次のブロック前の記録とのつながり
仕組みの関係を示す概念図。実際の取引記録ではありません。

共有される台帳という考え方

ビットコインでは、ネットワークの参加者が共通の規則に基づいて取引記録を検証します。一つの会社の台帳だけを参照する方式とは構造が異なります。取引をまとめたブロックは、過去のブロックと暗号学的につながっています。

署名は、権限を確かめるためのもの

取引には電子署名が使われます。対応する鍵を使って作成された署名を検証することで、その取引が必要な権限を満たしているかを確かめます。署名は、取引相手が信用できる人物であることや、商品の説明が正しいことまで証明するものではありません。

記録と、現実の正しさは別の問題

データのつながりを検証できても、入力前の情報が正確かどうかは別に確認が必要です。たとえば現実の商品に関する記録であれば、その商品とデータが適切に対応しているかが問題になります。技術の名前より、どこを誰が検証する設計なのかが重要です。

すべてのチェーンが同じではない

参加条件、合意の方法、情報の公開範囲は、ネットワークごとに異なります。本稿の図はブロック同士の関係を示す概念図であり、実際の取引データではありません。新しい事例のニュースを読むときは、どのネットワークを、何の目的で使うのかまで確認しましょう。

参照した一次資料

参照確認日:2026年10月28日。資料の内容は公開後に変更される場合があります。本文は編集部が資料を参照して独自に構成した解説です。